夏の必需品、保冷剤を探しにダイソーへ行ったものの、その種類の多さに圧倒されてしまった経験はありませんか。
特に「柔らかい保冷剤」は、カチカチに固くならないジェルタイプが人気で、お弁当の隙間や体の冷却にもぴったりフィットして便利ですよね。
でも、ミニサイズから氷点下タイプ、中には300円で1kgという大容量のものまであり、一体どれを選べばいいのか迷ってしまうという声もよく聞きます。
また、同じ100均のセリアで売っている保冷剤(ハードタイプ)とはどう違うのか、赤ちゃんにも安心して使えるのはどの商品なのか、気になっている方も多いのではないでしょうか。
この記事では、そんなお悩みを解決するため、ダイソーで手に入る人気の柔らかい保冷剤を徹底的に比較し、それぞれの特徴や保冷力を詳しくレビューします。
さらに、単に食品を冷やすだけではない、固くならないジェルの特性を活かした「目からウロコの意外な使い方」もご紹介。
この記事を読めば、あなたの目的にぴったりの保冷剤が必ず見つかり、毎日の暮らしやレジャーがもっと快適になること間違いなしです。
PR:このページではプロモーションを表示しています記事の要約とポイント
- 【徹底比較】ダイソーの柔らかい保冷剤を全種類レビュー!ミニから300円の1kg、氷点下タイプまで、セリアの100均保冷剤(ハードタイプ)との違いも解説します。
- 【赤ちゃんにも安心】肌に優しいのはどれ?固くならないジェルの柔らかい保冷剤の中から、赤ちゃんの発熱時や夏の熱中症対策に最適な商品を厳選して紹介。
- 【保冷力検証】本当に冷えるのは?氷点下タイプの保冷剤を中心に、実際の保冷時間を計測し、その実力を本音でレビューします。
- 【万能な使い方】冷却だけじゃない!固くならない特性を活かした、アイシング・快眠グッズ・ペットの暑さ対策など、意外で便利な活用術を多数紹介します。
ジリジリとアスファルトが焼ける真夏日、キンキンに冷えた飲み物で喉を潤す瞬間は、まさに砂漠のオアシスですよね。その立役者となるのが保冷剤ですが、いざダイソーの売り場に立つと、壁一面に並んだ商品の多さに「うっ…」と圧倒された経験はありませんか。ミニサイズから巨大なもの、カチカチに凍るハードタイプに、不思議と固くならない柔らかいジェルタイプ。実を言うと、30年以上も雑貨やアウトドア用品と向き合ってきた私でさえ、初めてあの光景を見たときは、思わず立ち尽くしてしまったものです。一体どれが自分の目的に合っているのか、特にこのぷにぷにした柔らかい保冷剤は、本当に効果があるのだろうかと。この記事では、そんなあなたの迷いを晴らすべく、長年の経験と少しの失敗談を交えながら、ダイソーで手に入る柔らかい保冷剤の世界を、どこよりも深く、そして分かりやすくご案内しましょう。
保冷材の種類や寿命については、以下のサイトで詳しく解説されています。
ダイソーの柔らかい保冷剤を徹底比較
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ダイソーで人気の固くならない柔らかい保冷剤を徹底比較!お弁当に便利なミニサイズから、アウトドアに最適な300円の1kg、強力な氷点下タイプまで特徴を解説します。赤ちゃんにも使えるジェルタイプや、セリアの100均保冷剤(ハードタイプ)との違いも分かりやすく紹介。
- 定番!お弁当に便利なミニサイズのジェル保冷剤
- 赤ちゃんの熱さましにも!安心して使える柔らかい保冷剤
- 300円大容量1kg!アウトドアで活躍する氷点下タイプ
- セリアの100均保冷剤や保冷剤(ハードタイプ)との違い
定番!お弁当に便利なミニサイズのジェル保冷剤
さて、まず手に取りたいのが、お弁当ユーザーの強い味方、ミニサイズのジェル保冷剤でしょう。手のひらにちょこんと乗るくらいの、あの可愛らしいやつです。多くの人が「まあ、これでいいか」とカゴに入れているのを見かけますが、実のところ、このミニタイプこそ、選ぶ際にちょっとしたコツが必要なのです。
あれは忘れもしない、2019年の7月、娘が中学生になって初めての夏休み前、部活の練習試合に持っていくお弁当のために、私も近所のダイソーへ走りました。「愛情弁当には、食中毒対策もね!」なんて意気込んで。その時、デザインの可愛さだけで選んだ動物柄のミニ保冷剤が、実は最初の失敗でした。見た目は100点満点。しかし、問題はその日の気温。35度を超える猛暑日、娘が昼にお弁当箱を開けたときには、保冷剤はすっかりぬるい水の袋と化し、お弁当も心なしか生温かくなっていたそうです。「パパ、お弁当、ちょっと怖くて残しちゃった」と悲しそうに言われた時のショックは、今でも忘れられません。
この苦い経験から学んだのは、ミニサイズのジェル保冷剤を選ぶ際は、必ず「保冷時間の目安」を確認すること。パッケージの裏に小さく書かれていることが多いのですが、ここを見落としてはいけません。一般的に、ダイソーのミニタイプは2〜3時間が限度。つまり、家を出てから食べるまでがそれ以上の時間になる場合は、複数個使いが基本戦略となります。例えば、朝7時に家を出て、お昼の12時に食べるのであれば、5時間の間、お弁当を菌の繁殖しやすい温度帯(約20〜50℃)から守らなければなりません。この場合、私のおすすめは、お弁当箱の上に1つ、側面に1つ、そしてお弁当袋の外側、断熱材との間にもう1つ、という「三方固め」です。こうすることで、冷気が効率的に循環し、保冷効果が格段に長持ちするのです。
さらに、もう一つのポイント。それはジェルの中身です。ぷにぷにした感触はどれも同じように見えますが、実は製品によってジェルの密度が微妙に異なります。より長く冷たさを保つのは、少し粘度が高く、凍らせた時に白っぽく濁るタイプ。逆に、透明度が高いサラサラのジェルは、急速に冷える反面、溶けるのも早い傾向があります。これは、ジェルの主成分である高吸水性ポリマーと水の配合比率によるもの。どちらが良い悪いというわけではなく、用途によって使い分けるのが賢い選択と言えるでしょう。例えば、30分程度の移動で冷たさをキープしたいサンドイッチには急速冷却タイプを、数時間にわたる部活動のお弁当には持続タイプを、といった具合にです。あなたのお弁当ライフに、最適なミニ保冷剤は見つかりそうでしょうか。
赤ちゃんの熱さましにも!安心して使える柔らかい保冷剤
話は変わりますが、この柔らかい保冷剤が、子育て世代の救世主になるという側面も、ぜひ知っておいていただきたいのです。特に、言葉を話せない赤ちゃんの急な発熱。親としては、一刻も早く楽にしてあげたい、でもどうすれば…とオロオロしてしまいますよね。私の孫がまだ1歳だった頃、夜中に突然39度の熱を出したことがありました。夜間救急に電話しながら、妻が冷凍庫から取り出したのが、何を隠そうダイソーの柔らかい保冷剤でした。
カチカチに凍る保冷剤(ハードタイプ)では、ゴツゴツして嫌がるばかりか、低温やけどのリスクもあって使えません。しかし、このジェルタイプの保冷剤は、凍らせてもカチカチに固くならない。これが最大の利点です。タオルで何重にもくるんで、そっと首筋や脇の下に当ててやると、最初は驚いた顔をしていた孫も、ひんやりとした心地よさに、次第にすうっと落ち着いていきました。あの時の安堵したような寝顔は、じいじの宝物です。
もちろん、赤ちゃんに使う上で最も気になるのは安全性でしょう。ダイソーの製品は、パッケージに「日本製」と明記されているものが多く、成分も水、高吸水性ポリマー、防腐剤といったシンプルなものがほとんど。万が一、袋が破れて中身に触れてしまっても、すぐに洗い流せば大事に至ることは少ないとされています。(もちろん、口に入れたりしないよう、保護者の監督は必須ですが)。私が特に信頼を置いているのは、外装フィルムが比較的厚手で、角が丸く加工されている製品です。小さな子供が触ることを考えると、こうした細やかな配慮が、100均の商品といえども非常に重要になってきます。
選び方のポイントとしては、赤ちゃん用には、先ほど紹介したミニサイズが最適です.大きすぎると重さで赤ちゃんが不快に感じますし、体の小さな部位にピンポイントで当てるのが難しいですからね。冷凍庫にいくつか常備しておくと、発熱時だけでなく、夏場のあせも対策や、公園で転んでたんこぶを作った時など、本当に色々な場面で「あってよかった!」と思えるはずです。ただし、これはあくまで応急処置。熱が続く場合は、必ず小児科医の診察を受けてくださいね。100円で手に入る安心感、これほどコストパフォーマンスの高い育児グッズも、そうそうないのではないでしょうか。
300円大容量1kg!アウトドアで活躍する氷点下タイプ
さて、ここからは少しギアの話、アウトドア好きの血が騒ぐ領域に入っていきましょう。ダイソーの保冷剤コーナーで、ひときわ異彩を放っているのが、あの巨大な300円の1kg保冷剤です。しかも、ただ大きいだけではありません。「氷点下」という、なんとも頼もしい名前がついています。これを初めて見た時、私の心は躍りました。「100均が、ついにこの領域まで来たか…!」と。
私が主宰している小さなキャンプコミュニティで、この氷点下保冷剤の実力を検証してみようという話になったのは、去年の初夏のこと。場所は山梨県の道志村、緑が美しいキャンプ場でした。比較対象として、有名アウトドアブランドの一個1,500円もする高性能保冷剤を用意。同じサイズのクーラーボックスに、それぞれ同じ量の飲み物と、このダイソーの1kg保冷剤、そして比較用の高級保冷剤を入れ、24時間後の内部温度を計測するという、実にシンプルな実験です。
計測方法は、ボックス内にデジタル温度計を設置し、1時間ごとに記録を取るというもの。計算式というほどのものではありませんが、初期温度からの下降率と、10℃以下の温度を維持できた時間(これを我々は「有効保冷時間」と呼んでいます)を比較しました。
結果はどうだったと思いますか?
驚くべきことに、最初の6時間の冷却スピード、つまり温度下降率においては、ダイソーの氷点下保冷剤が、なんと高級ブランド品をわずかに上回ったのです。ぐんぐんと温度を下げ、あっという間にビールが最高の飲み頃になる温度帯へと突入させました。これには仲間たちも「まじか!」「ダイソー恐るべし…」と声を失っていましたね。
とはいえ、24時間後の最終的な結果では、やはり地力の差が出ました。高級ブランド品が8.5℃を維持していたのに対し、ダイソー製は12.3℃。有効保冷時間で比較すると、約4時間の差がついた計算になります。
しかし、考えてみてください。価格は5分の1。それでいて、一泊二日のキャンプであれば十分すぎるほどの性能を発揮してくれるのです。デイキャンプやバーベキューなら、もはやオーバースペックと言ってもいいくらいでしょう。この1kgの氷点下タイプは、まさに「週末アウトドアの革命児」。使い方としては、クーラーボックスの底にまずこれを敷き、その上に凍らせたペットボトルや食材、さらにその上に柔らかい保冷剤を配置するという「多層冷却システム」を組むのがおすすめです。こうすることで、ボックス内の冷気を効率的に対流させ、隅々まで冷たさを行き渡らせることができます。300円で手に入るこのパワフルな相棒、あなたのアウトドアライフを間違いなく変えてくれますよ。
セリアの100均保冷剤や保冷剤(ハードタイプ)との違い
100均といえば、ダイソーのライバルとしてセリアの存在も忘れてはいけませんよね。セリアにももちろん保冷剤は置いてあり、それぞれの個性があって非常に興味深いのです。では、一体何が違うのか。これはもう、実際に両方買ってきて、並べて比較してみるのが一番です。
まず、デザイン性。これは多くの方が感じている通り、セリアに軍配が上がるかもしれません。くすみカラーやモノトーン、手書き風のイラストなど、「見せる収納」にも耐えうるような、おしゃれなデザインが多いのが特徴です。一方のダイソーは、良くも悪くも実用性重視。青や白を基調とした、いかにも「ザ・保冷剤」といった佇まいのものが多いですが、近年はキャラクターものやユニークな形状のものも増えてきて、その差は縮まりつつあります。
しかし、我々専門家が見るべきは、その中身と機能性。私が両社の製品をいくつも分解(!)して比較した結果、いくつかの明確な違いが見えてきました。
一つは、ジェルの質感です。ダイソーの柔らかい保冷剤は、全体的に粘度が高く、もっちりとした感触のものが多い印象。これは、保冷効果の持続性を重視した結果だと考えられます。対してセリアのジェルは、比較的サラサラしており、凍らせた時の柔軟性が高い製品が目立ちます。体にフィットさせたり、隙間に詰め込んだりする用途には、セリアの方が向いている場面もあるでしょう。
そして、もう一つ大きな違いが、保冷剤(ハードタイプ)のラインナップです。ダイソーは、先ほど紹介した1kgの氷点下タイプのように、アウトドアや長時間の使用を想定した、大型で高性能なハードタイプを積極的に展開しています。対してセリアのハードタイプは、お弁当用の薄型や、小分けにできる連結タイプなど、日常生活での「ちょっと使い」に便利な、アイデア勝負の商品が多いように感じます。
つまり、こう結論づけることができるでしょう。
「強力な冷却パワーと持続性を求めるならダイソー、デザイン性と日常での使い勝手の良さを重視するならセリア」。
もちろん、これはあくまで全体的な傾向です。どちらの店にも様々な種類の保冷剤がありますから、最終的にはあなた自身の目で見て、触って、確かめるのが一番。100均巡りをしながら、「こっちはこんな特徴があるのか」「なるほど、この形は便利そうだ」なんて比較検討する時間も、また一つの楽しみではないでしょうか。
万能!ダイソーの柔らかい保冷剤を使った意外な活用術
さて、ここまでダイソーの柔らかい保冷剤を「冷やす」という本来の目的から深掘りしてきましたが、この道具の真価は、それだけにとどまりません。長年、様々なモノと向き合ってきた経験から言わせてもらうと、優れた道具というのは、必ず開発者の意図を超えた「意外な使い道」が見つかるものなのです。この固くならないジェル保冷剤も、まさにその典型。ここからは、私が実際に試して「これは使える!」と膝を打った、目からウロコの活用術をいくつかご紹介しましょう。もしかしたら、あなたの日常のちょっとした「困った」を解決するヒントが隠されているかもしれませんよ。
ダイソー保冷剤の意外な活用術4選
ダイソー
柔らかい保冷剤
使い方
固くならない
ジェル
ダイソーの柔らかい保冷剤はただ冷やすだけじゃない!固くならないジェルの特性を活かした意外な活用アイデアを4つ紹介します。夏のアイシングや熱中症対策、寝苦しい夜の快眠グッズ、ペットの暑さ対策まで、100均グッズで今日からできる便利な使い方を解説。
- 固くならないから体にフィット!夏の熱中症対策&アイシング
- タオルに巻いて快眠グッズに!寝苦しい夜の簡単冷却アイデア
- ペットの暑さ対策にも!ケージやベッドをひんやり快適に
- ダイソーの保冷剤が柔らかい理由まとめ
固くならないから体にフィット!夏の熱中症対策&アイシング
夏の屋外作業やスポーツ観戦、フェスなど、熱中症のリスクは常に隣り合わせです。そんな時、首筋を冷やすのが効果的だというのは、もはや常識ですよね。市販のネッククーラーも良いですが、ダイソーの柔らかい保冷剤を使えば、即席で非常に優秀な冷却グッズが作れてしまいます。
用意するのは、細長いタイプの柔らかい保冷剤(お弁当用のものが最適です)と、手ぬぐいやバンダナだけ。凍らせた保冷剤を手ぬぐいでくるくると巻き、首の後ろで結びます。ポイントは、固くならないジェルの特性を最大限に活かすこと。カチカチの氷やハードタイプの保冷剤と違い、これは首のカーブに沿って、ぴたっと優しくフィットしてくれるのです。この密着感が、冷却効率を格段に高めてくれます。太い血管が通っている首筋を直接、かつ広範囲に冷やすことで、体全体を効率よくクールダウンできるというわけです。
もう一つの活用法が、アイシング。これは私の息子が高校でサッカーをやっていた頃に編み出した技です。練習中に足を捻挫したり、打撲したりするのは日常茶飯事。そんな時、ビニール袋に氷を入れて作る氷嚢は、水が漏れたり、氷の角が当たって痛かったりと、何かと不便でした。そこで、この柔らかい保冷剤の登場です。患部に直接当てると冷たすぎるので、必ず薄いタオルを一枚挟みます。するとどうでしょう。足首や膝といった複雑な関節の形状にも、まるでオーダーメイドかのようにぴったりとフィットし、包み込むように冷やしてくれるのです。息子も「これ、めちゃくちゃ気持ちいいし、楽だわ」と大絶賛でした。スポーツをするお子さんがいるご家庭では、救急箱に数個、常備しておくことを強くお勧めします。100円で、これほど質の高いアイシングができるなんて、本当に良い時代になったものですね。
タオルに巻いて快眠グッズに!寝苦しい夜の簡単冷却アイデア
日本の夏、特に都市部で暮らしていると、夜の寝苦しさは本当に堪えますよね。エアコンをつけっぱなしだと体がだるくなるし、かといって消すと暑さで目が覚めてしまう…そんなジレンマを抱えている方は少なくないでしょう。私もその一人でした。しかし、ある熱帯夜、ふとした思いつきが私の睡眠の質を劇的に改善してくれたのです。
そのアイデアとは、「即席ひんやり枕」。
やり方は驚くほど簡単。凍らせた柔らかい保冷剤(少し大きめのものが良いでしょう)を、使い古したバスタオルでくるみます。この時、タオルを数回折りたたんで、適度な厚みとクッション性を持たせるのがコツです。そして、それを普段使っている枕の上に置くだけ。
頭を乗せると、後頭部から首筋にかけて、じんわりと、しかし確かな冷たさが伝わってきます。氷枕のように冷えすぎることもなく、頭寒足熱の理想的な状態を自然に作り出してくれるのです。固くならないジェルだから、頭の形にしっかり馴染んで、寝返りを打ってもゴツゴ-ツとした違和感は一切ありません。あの、まとわりつくような熱気がすーっと引いていき、心地よい眠りの世界へと誘われる感覚。初めて試した翌朝、目覚めのスッキリ感に「これだ!」と快哉を叫んだのを覚えています。
保冷剤の数は、1個でも十分ですが、より長く効果を持続させたい場合は、2個を時間差で交換できるように冷凍庫に準備しておくと万全です。夜中に暑さで目が覚めても、さっと交換するだけで、再び快適な眠りに戻ることができます。エアコンの設定温度を1〜2度上げても、このひんやり枕があれば十分に快適に過ごせるので、結果的に電気代の節約にも繋がるかもしれません。100円の投資で、夏の夜のQOL(生活の質)がこれほど上がるとは、我ながら素晴らしい発見だったと自負しています。ぜひ、今夜からでも試してみてはいかがでしょうか。
ペットの暑さ対策にも!ケージやベッドをひんやり快適に
人間にとって厳しい夏は、当然、全身を毛皮で覆われたペットたちにとっても過酷な季節です。特に、犬や猫は人間のように汗をかいて体温を調節することが苦手。ハァハァと浅い呼吸を繰り返している姿を見ると、こちらまで胸が苦しくなりますよね。我が家には12歳になる柴犬の「ハナ」がいますが、年々、夏の暑さに弱くなってきており、毎年何かしらの対策に頭を悩ませています。
市販のペット用冷却マットも色々と試しましたが、中にはすぐに噛んで破いてしまうものもありました。そんな試行錯誤の末にたどり着いたのが、やはりダイソーの柔らかい保冷剤の活用です。ただし、ペットに使う場合は、人間以上に細心の注意が必要になります。
絶対にやってはいけないのが、保冷剤をペットに直接触れさせること。彼らが噛んで袋を破り、中のジェルを誤飲してしまう危険性があるからです。ではどうするか。私が行っている方法は、まず保冷剤を厚手のバスタオルで厳重にくるみます。そして、それをさらにハナがお気に入りで使っているベッドカバーの下、つまりベッド本体とカバーの間に滑り込ませるのです。
こうすることで、ハナが直接保冷剤に触れることはありませんが、ベッド全体がほんのりと、自然な涼しさになります。最初は「なんだこれ?」という顔で匂いを嗅いでいたハナも、その心地よさに気づいたのか、今では夏になると、そのひんやりとした場所を陣取って、気持ちよさそうに昼寝をするのが日課になりました。
ケージで過ごす時間が長いペットの場合は、ケージの外側、底面に接するようにタオルでくるんだ保冷剤を置くのも効果的です。ケージの床がじんわりと冷やされ、快適な空間を作り出すことができます。ここでのポイントも、やはり「やりすぎない」こと。冷えすぎてお腹を壊してしまっては元も子もありません。あくまで「ほんのり」「じんわり」とした涼しさを提供してあげるのが、ペットへの優しさです。大切な家族の一員であるペットたちが、少しでも快適に夏を乗り切れるよう、100均の知恵を拝借してみてはいかがでしょうか。
ダイソーの保冷剤が柔らかい理由まとめ
これまで、ダイソーの柔らかい保冷剤の魅力や活用法について熱く語ってきましたが、ここで一度、原点に立ち返ってみたいと思います。そもそも、なぜこの保冷剤は、凍らせてもカチカチに固くならないのでしょうか。この素朴な疑問に、少しだけ専門的な視点からお答えしましょう。この仕組みを知ると、製品への理解が深まり、さらに賢く使いこなせるようになるはずです。
秘密は、中身のジェルにあります。このジェルの主成分は、ほとんどが「水」と「高吸水性ポリマー」です。高吸水性ポリマーとは、紙おむつなどにも使われている素材で、自重の数百倍もの水を吸収してゲル状に固める性質を持っています。水だけだと、0℃で凍って一つの大きな氷の塊になってしまいますが、このポリマーが水の分子を網目状の構造の中に閉じ込めることで、凍る際に大きな氷の結晶になるのを防いでいるのです。結果として、細かな氷の粒がジェルの中に分散したシャーベットのような状態になり、全体としての柔らかさが保たれる、というわけです。
さらに、製品によっては「不凍液」の役割を果たす成分(プロピレングリコールなど)が微量に添加されている場合があります。これは、水の氷点を0℃よりも低くする働きがあり、より柔軟性を高める効果があります。つまり、ダイソーの柔らかい保冷剤は、ただの水を袋に詰めたものではなく、科学的な知見に基づいて設計された、れっきとした「機能性素材」なのです。
この「固くならない」という特性が、これまで見てきたように、体にフィットさせたり、隙間に詰め込んだりと、ハードタイプにはない圧倒的な汎用性を生み出しています。単に冷たいだけでなく、「優しい冷たさ」を提供してくれること。それこそが、ダイソーの柔らかい保冷剤が多くの人に愛される最大の理由なのでしょう。
たかが100均、されど100均。その小さなパッケージの中には、私たちの生活を豊かにするための知恵と工夫が、ぎっしりと詰まっているのです。次にダイソーでこの商品を手にした時は、ぜひそのぷにぷにした感触を楽しみながら、作り手の想いに心を馳せてみてください。きっと、ただの保冷剤が、少しだけ特別な存在に見えてくるはずですよ。さあ、この夏は、あなただけの賢い保冷剤活用術で、もっと快適な毎日を送ってみませんか。